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お兄ちゃんが作って妹さんが楽しむゲームプログラミング
「今度は私の番!」
お兄ちゃんと妹さんが通ってきます。
お兄ちゃんが先にプログラミングを始めて、妹さんは1年生になって習い始めました。
まだ、Scratchですが、お兄ちゃんが作ると、妹さんに「やって見る?」と声をかけます。
妹さんは「うん、やってみる!」と始めます。
簡単なゲームだけど、二人が盛り上がり始めます。
妹さんが「(スコア)7行ったよ!」というと
お兄ちゃんが交代して、「(スコア)7だ!、もう1回」となり、
妹さんが「今度は私の番!」となります。
日頃から仲が良い二人ですが、このやりとりがいつも微笑ましいと思っています。
「お兄ちゃんが作ったゲームで妹さんが楽しむ」
実はこれはとても大事で、プログラミングは必ず使う人がいます。
その人のことを思って作ると上手にできます。
何もゲームに限ったわけではなく、世の中全て同じなのです。
(使う)相手のことを考える、少し忘れがちな社会のように思います。
今はまだテキスト通りのゲームですが、もう少しで、オリジナルゲームを作るお兄ちゃん。
その時は妹さんのために作るのか、二人で楽しむゲームを作るのか、とても楽しみです。
叱るのは、いつも子どもの視点かどうか確かめて観ましょう
お子さんを叱るとき、自分の都合で叱っていませんか?
ゲームをなかなか止めないお子さんに「いつまでやってるの!!」と叱りませんか。
お子さんと一緒に映画館で映画を観ていて、場面はクライマックス。突然、お子さんが「つまんないから、帰ろう」と言ったら、どうしますか?
「いま、良いところだから、終わりまで観て帰るよ。もう少し我慢して」って言いませんか?
そこで、いったんお子さんの気持ちを引き受けて、「そう、まだ、ちょっと早かったかな?もう少しで終わるから待っていてね。お母さん楽しみにしていた映画なの。」と言ってみましょう。
ゲームも同じことです。「今いいところなんだから」とお子さんが返したら、「わかった、どこまでやったら終わる?」と聞いてあげましょう。そして、ちゃんと約束が守れたら、「約束守れたね」とほめてあげてください。
「何時までならゲームやっても良いよ。」も避けた方が良いでしょう。「今日はどこまでクリアする?」と言って、時々、お子さんの様子を聞きましょう。
もし、目標が大きすぎてできなかったら、自分でゲームを止めます。早く終わっても約束通り終わります。約束を守らなかったら、「お母さんは、夕ご飯をつくるって約束しているんだけど、約束守らなかったら、ご飯なしになっちゃうよね。約束は大事なんだよ。」と話してあげましょう。
自分の都合だけででお子さんを叱るより、事情を説明してみると子どもも理解します
先日、昨日子どもたちがお片付けをしてくれたらというお話があって、
『「ママは夕ご飯のお片付けしてるよ。お片付けしてくれると、ママは嬉しいな。助かるな。」って言ってみては。
そして、できたら、ありがとうを忘れないようにしてください。』
とお話ししました。
親を困らせようと思う子どもはいません。お母さんの笑顔が見たいのです。
「あなたは何をやっているの。お片付けしなさい。」と怒るよりも、先ほどのように言ってみるのは、子どもにも「おかあさんは大変だ」と気づかすこともでき、その上、「自分もお母さんのお役に立てる」と思える訳です。
こういった場合は、「おかあさんはこんな状態」「助けてくれたら嬉しいな」と伝えることが大事です。
もちろん、お母さんは笑顔で話しかけてください。そして、お片付けが下手であっても、手伝ってくれたら「よくできたね」「ありがとう」という気持ちと、ことばを忘れずに。
2日目以降も、「今日もよくできたね。」とほめて、「おかあさん、嬉しいよ。ありがとう」という感謝の気持ちと言葉掛けは忘れずに。
さくらんぼ算とそろばん
さくらんぼ算って知っていますか?
保護者世代には聞きなじみのない言葉ですよね。
2010年頃から使い始められたといわれています。
たとえば、7 + 4 = を計算します。
このとき、4を10に繰り上がる 3 と 1 に分解して、4の下にさくらんぼのように3 1 と記載します。
次に7と3をくくって、10、のこりが1なので、11と導く方法です。
もちろん、理解を進めるために用いられるものであって、さくらんぼ算ができることを目標にしているものではありません。
繰り上がりが苦手な子どもにとっては、理解しやすい良い方法だと思います。
計算方法の可視化の意味があります。
ただし、数字というものが何かを理解しておく前提がありますから、事前に数字(整数)は1の寄せ集めであることがわかっている必要があります。
2つ寄ったら、2。7つ寄ったら7というくらいです。
1円玉を使うのも良いでしょう。1円10枚で10円と交換できる、これが繰り上がりの簡単な考え方です。
さて、さくらんぼ算を昔から体現しているものがあります。
それがそろばんです。最近ではひそかなブームだそうです。先ほどの7+4を考えると、7(五の珠+一の珠2つ)があって、3を足すから一の珠を2つ払って、五の珠を払って、十の位に一の珠を入れ、一の位の珠に一の珠を入れます。
そろばんは、こうしたことを瞬時に理解できるようになるツールです。
算数が苦手だとおっしゃるお子さんには、一度そろばんを触ってみては。数字にも興味が持てるはずです。
Let’s 旅育(旅育のススメ)
家族旅行を学びにかえてしまう、これが旅育です。最近ちょっとしたブームなんです。
では、質問です。みなさんの家族旅行はだれが主体に計画を立てますか?
子どもの希望を聞きながら、保護者が考えることが多いと思います。
せっかくなので、計画の段階からガッツリ子どもと一緒に始めてみませんか?
「旅」というのは、おとなでも好奇心が刺激されるのですが、子どもにとってはもっと刺激されます。
例えば、「パンダが見たい」といったら、保護者と一緒にどこに行けば会えるか、考えてみましょう。
地図を見たり、インターネットで調べたり。上野動物園、和歌山県の白浜などが候補に挙がりますね。
つぎに、どうやって行くのかを一緒に考えます。
鉄道ならインターネットに加えて、時刻表を活用したいですね。
計画も一緒にたてれば、子どもの好奇心はますますアップします。
旅行中は、「新しいことを知る喜び」を体感しましょう。
たとえば、ジャイアントパンダの尻尾は何色?これを確認して見よう、などと現地での目標を立てます。
事前に考えておいても良いですし、その場で考えても良いでしょう。
車窓にも学びはいっぱいあります。
帰宅後は、子どもには絵日記や旅日記も効果的です。それをみれば、何に興味を持ったかわかります。
保護者は、子どもが学んだことを整理して、興味を深めたのはどこか、新しく興味を持ったところはどこかを書き留めておけば次回の旅に役に立ちます。
新しく興味を持ったことを拡げてあげれば、更に興味が広がります。
今回はパンダを例にしましたが、歴史巡りや体験が伴うアクティビティならなんでもOKです。
どうやって旅育したらいいんだろう、という相談も承ります。お気軽にお尋ねください。